チョ・ソンジンさんのコンサートにさいたま芸術劇場音楽ホールまで行ってきました🚘
韓国のピアニスト👔で、今年度のショパン国際ピアノコンクールの優勝者です🏆
このコンクールは5年に一度、ショパンの祖国ポーランド、ワルシャワにて行われるもので、世界で最難関のコンクールとも言われています😤
短期間でものすごくたくさんの曲、しかもショパンの曲ばかりを披露しなければならないようです🎹
コンクールの様子はYouTubeを通してオンタイムで世界中で聴くことができ、私も応援していました📱🎌💻
今日のコンサートは、古典派のモーツァルトのロンド イ短調から始まりました。
少しロマン派に近いモーツァルトの解釈であるようにも思いましたが、演奏はとても美しく好感が持てました。
休憩後はショパンの24の前奏曲。
これはコンクールでも使っていらしたのでとても安定し、ほぼノーミス。
それどころか今日の音楽ホールの長めの響きを利用し、ショパンコンクールのときよりもさらに進化し、喜びや哀しみなどの表現を自由に楽しんでされていました。
この曲はショパンが29歳のときに完成し、バッハの平均律クラヴィーア曲集をお手本にして、バッハと同じ24の調性で書かれた性格的な前奏曲集。
このショパンの曲を見習って、今度はスクリャービンやラフマニノフも24の調からなる前奏曲集を書きました。
ドビュッシーも12曲からなる前奏曲集を2巻、24曲書きましたが、調性にはこだわらず、亜麻色の髪の乙女、などと1曲ごとに題名をつけました。
そして今日のコンサートのアンコール曲は、ショパンの幻想曲と英雄ポロネーズという長い曲も含めた3曲で、圧巻でした🎉
なんと、アンコールだけでほぼ30分という大サービス。
終演後は拍手が鳴り止まず、大勢の観客がスタンディングオーベーションされてました🕴
今回は大きな舞台を踏まれたすぐあとのコンサートだったためでしょうか、とても安心して聴くことができ、演奏内容もたいへん充実していて良かったです。
それと最近、自己主張が強く個性的すぎるのでは?というピアニストもいらっしゃるなか、チョ・ソンジンさんのような素直で優しいお人柄がうかがえるピアニストも良いですね✨✨